ソリッドティップ、スパイラルガイドなど自分が望む内容で、しかもSHIMANOでこの価格。
購入して何度か使いましたが、特に不満もなく勿論お魚も結構釣れてます。
ベイトロッドのスパイラルガイドは巻きの時のロッドのブレが少なくスムーズな等速巻きのアシストをしてくれます。
このM-SはMAX130gのウェイトまでで、5月後半から7月中旬ごろまで多く行く水深80m~120mでも充分活躍してくれました。先日ガイドを折ってしまうというアクシデントがありましたが、自分で修理し普通に鯛も釣れてます。
しかしながら、その後はシャローでの釣りも増えてくるので、水深60mあたりの鯛ラバで60g~80gを視野に入れ、スパイラルガイドでもうちょい柔らかめがあるといいなと思い、このM-Sと同シリーズのML-Sを購入しました。
ルアーウェイトを仕様で比較すると・・・・
炎月 BB B69M-S: 適合ルアーウエイト(g):40~130 で、
炎月 BB B69ML-S: 適合ルアーウエイト(g):30~100 となります。
もうひとつ
炎月 BB B69L-S: 適合ルアーウエイト(g):20~80 がありますが、
これは自分の行くエリア(瀬戸内:松山エリア)では平均サイズの大きな鯛が多いことから、乗り合いで取り込みに時間がかかり過ぎると周囲に迷惑になると考え候補から除外しました。
乗せ調子でも、これまではずっとメジャークラフトのこういうロッドを使っていました。
カーボン含有率もそれなりに高いようでピンとした先調子です。それが今回の炎月BBなどはカーボン含有率が89.2%とやや低めなので、やんわりした胴調子になり、使う感覚が全然違うのです。
これはこれで面白いし、自分本来の「竿は曲げてナンボ」みたいな楽しみがあります。(笑)
当初はメジャークラフト クロステージ タイラバ CRJ-B66TRのティップはやわやわだなと思ってましたが、炎月を使うと逆に硬かったように感じるようになりました。それだけ炎月が柔らかいということです。
それでは先にM-Sを使い倒した上でのML-Sを使った感想を書いてみたいと思います・・・・・
このML-Sを使ってみて一番に思ったのは、柔らかいのに意外としっかりしてる・・・でした。オモリはMAX100gとなってますが120gを使ってもM-Sより使ってみてしっくりくるぐらいの感覚でした。
そして鯛がかかった時の合わせはさすがにできないだろうと思ってましたが、それなりにできましたし軽量なので扱いやすかったですね。
偶然にも炎月プレミアムをお持ちの方のロッドを持たしてもらったのですが、自分は安いBBのほうが面白いかもと思ってしまいました。
いずれはプレミアムとも思ってましたが、この感じならしばらくはプレミアムは必要なさそう。やはり自分は柔らかい曲がるロッドが好きなのでしょうね。このロッドで60cm以上の大鯛とやり取りするのはすごく楽しいと思います。(ML-Sでまだ60超えは釣ってないですが・・・)
さすがに150gウェイトではキツイかと思いますが思ったより結構広いレンジで使えるので柔らかめのが好きな方にはお勧めの1本かと。
ただひとつ欠点をあげれば、スパイラルガイドはラインがロッドに絡みやすいですね。ロッドを立てておくとリーダーがロッドに巻き付くので次に使う時には注意が必要です。それこそガイドを痛めないように気をつけたいところです。
しかしながらこれを理解したうえで使うなら、スパイラルガイドの巻取り時の安定感・ブレの少なさは特筆すべき長所だと思います。(自分は気に入ってる)180度ねじるガイドのライン抵抗もその差はわからないぐらいで、さほど影響はないのでは?と思います。